QLCへのこだわり
Western Digital Innovation™ を活用し、QLCドライブでパフォーマンスを落とさずにビット密度を高める方法をご紹介します。新しいWestern Digital PC SN5000S NVMe™ SSDがその実例です。
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QLCとTLCの違い
QLCとTLCはどちらもデータストレージにおける重要なテクノロジーです。
OEMやその他の関係者にとっての最適なアプローチは、それぞれのテクノロジーが持つ強みにより異なります。そして、ユーザーにとって最良の結果を得るには、QLCとTLCの違いを理解することが重要です。

大容量化
QLCは、セルあたり4ビットを格納することでストレージ密度を高め、セルあたり3ビットのTLCよりも大きな容量を提供します。

コスト効率
QLCはTLCに比べてセルあたりの容量が大きく、コストも抑えられるので、大容量ソリューションをより利用しやすくします。

読み出し集約型のメリット
QLCは、大規模なコンテンツライブラリの閲覧や要求の厳しいビジネスワークロードの処理など、読み取り中心の用途で優れたパフォーマンスを発揮します。

バランスの取れたソリューション
Western Digital Innovationにより、QLCの容量のメリットを生かしつつ、耐久性やパフォーマンスが劣るという従来からの課題も克服しています。
QLCのメリットを得られるユーザーは?
データを保存する場合、QLCは役に立ちますが、とりわけOEMに大きなメリットをもたらします。OEM(相手先ブランド製造業者)は、ビジネス用途のアプリケーションを扱うユーザーや家族のコンテンツを整理するユーザー向けに、高性能かつコスト効率の高いデバイスの提供に尽力しています。
QLCフラッシュNANDテクノロジーにより、OEMはユーザーにさらに大きな容量を提供できます。OEMは、ビット密度の向上と高性能の両立が可能なQLCフラッシュに投資すればよいのです。
なぜQLCが重要なのか?
QLCは、TLC、MLC、SLCのNANDフラッシュよりも、1つのメモリーセルに多くのビットを保存することができます。つまり、従来のセルと同じ面積でより多くのストレージ容量を提供できるため、GBあたりの総コストを削減できるのです。
ユーザーがより多くのコンテンツを作成し、より多くのデータを保存し、より多くの情報を消費するようになるにつれて、容量を拡大し、なおかつコスト効率よく、これを実現する方法が求められています。QLCを採用したSSDなどのストレージデバイスでは、ビット密度の向上により、物理的なサイズを増やすことなく、より多くのストレージを格納できます。
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OEMは2026年までにクライアントSSDの50%以上でQLCを採用することになると予想しています。1
ユーザーは、より多くのコンテンツを作成し、より多くのメディアを共有し、より多くのデータを保存するようになっています。コンシューマーおよびビジネスユーザー向けのデバイスを構築するOEMにとって、QLCは同じフットプリントでより大きな容量を、GBあたりのコストを抑えて実現できます。

OEMはWestern DigitalのnCache 4.0を採用しQLCを最適化できます。
ビット数が増え、データ転送速度が上がるほど、データ保持、パフォーマンス、耐久性を高めるために、より複雑なアーキテクチャが必要となります。ここでWestern Digital独自のnCacheが大いに役立ちます。どのようにでしょうか。

スピードと容量を併せ持つ
Western Digital nCache 4.0は、ダイナミックSLCテクノロジーを採用し、データをSLCブロックに高速書き込みし、アイドル時にQLCにコピーします。
スマートキャッシュ
Western Digital nCache 4.0は、データのドライブへの書き込み方法をインテリジェントに制御することで、QLC SSDの寿命を延ばすことができます。これにより、メモリーセルの劣化を最小限に抑え、データをより安全に、より長く保持できるようになります。
さまざまなユースケース
Western Digital nCache 4.0は、コンテンツを作成する場合でも、次のプロフェッショナルプロジェクトに取り組む場合でも、大容量で高速なパフォーマンスを提供します。
コスト効率の高い容量
Western Digital nCache 4.0とQLCを組み合わせることで、コストを抑えつつ大容量のドライブを提供し、ユーザーはパフォーマンスを損なうことなく、より多くのデータを保存できます。
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QLCの詳細については、専門家にお問い合わせください。
開示:
1. 原典:IDC, Worldwide Solid State Drive Forecast Update, 2023-2027(ソリッドステートドライブ(SSD)の世界予測、2023~2027年)、#US50021623
2. 社内テストに基づきます。Western Digital PC SN5000S Gen 4.0(BiCS6 QLC)とWestern Digital PC SN740 Gen 4.0(BiCS5 TLC)の比較。
3. 特に明記されていない限り、読み出し速度に基づきます。1 MB/s = 毎秒100万バイト。1 GB/秒 = 10億バイト/秒。社内テストに基づきます。パフォーマンスは、ホスト機器、使用状況、ドライブの容量、その他の要因により異なります。
4. Western Digital PC SN740 2TBモデルとの比較に基づきます。
製品仕様は予告なしに変更されることがあります。写真は、実際の製品と異なる場合があります。
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